リハビリテーションとは

〈リハビリテーションとは〉

リハビリテーション(rehabilitation)はre(再び)habilitation(適した)、すなわち「再び適した状態になること」の意味を持っています。再び適した状態とは、その人らしい生活を再獲得することととられます。

*脳性麻痺など生まれながらの児の障がいにおいては、獲得した生活動作(例えば寝返り)がない状態であるならば、re(再び)ではなく、habilitation(適した)と言葉を用いるべきでないかという声はありますが、リハビリテーションという言葉で真に合わせているのは事実です。

〈なぜリハビリテーションが必要になったのか〉

医学では病気、ケアを治すことができるが、治療の後は体に不自由が残り、日常生活や社会参加ができない場合も多々あります。その人が自立し、活動的な生活が送ることができるように、再びその人らしい生活に戻る為にもリハビリテーションの必要性が出てきました。

〈リハビリテーションを専門家(PT・OT)が行う意義〉

PT・OTは日常生活動作の回復を図る専門家です。なぜ日常生活動作ができないのか、どの様にしたらできるようになるのかを専門的に分析対応します。日常生活動作の維持や改善に違いが生じてきます。

 

リハビリテーションは単なる機能訓練ではなく、その人の自立した生活状況に戻れるように回復を図り、困難な場合でも、適応できる代償手段を見つけ提案・訓練をしていきます。また社会参加まで結びつけることができる体系的なものであると捉えています。PT・OTの専門性を発揮できる分野ですので、他職種との連携を今以上に取り、専門性を発揮していきます。